ポツンとここにいる。
車が路面と奏でる音は水の音。
雪なのか、雨なのか、いずれでもないのか。
ここからは、判らない。
少し、疲れている。
昨夜少し酒を過ぎた。
グレングラントの72年を飲んだ。
色々してきたが、生まれ年は初めてだったかもしれない。
以外と覚えていないものだ。
それは、思ったより野性的で強かった。
女みたいな奴だ。
昨夜待ちわびたものは、24時間遅れで届いた。
只、今日それを待つ人はいない。
中原中也の詩を思っていた。
詳細は忘れたが、ゆあーんゆよーんのやつだ。
のんどがなります...ゆあーんゆよーん
頭の中、幾度も繰り返した。
待ちわびる。
久々の行動と感情だった。
昔の雨のバス停の事も思い出した。
あの時7時間待って、来なかった。
まだ、蒼かった10代の頃の話だ。
待っている間は、来てからより実はロマンがある。
あの時、それすらも知らなかった。
昨夜のは、今日来た。
煙草を吸いながらこれを記している。
足元にビニール袋。
中には剥かれた蛎殻1ダース。
BGMはオスカーピーターソンと濡れた路面。
当然ゲストは、未だ来ず。
